イラク最新ニュース(2011年11月26 日 )

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「米軍撤退を勝ちとったイラクと世界の運動、1/28イラク連帯集会」へのサミール・アディルさんからのメッセージを掲載します。

2011年末の米軍撤退を控えて、マリキ政権の治安部隊は政府を批判する市民の無差別逮捕を各地で展開している。これに対してイラク市民は11月25日のサラハディーン州サマラーでの数千人の抗議デモなどを開始している。

2011/11/26 VOL.205

政府の逮捕行動に対してサーマッラーで大きなデモ

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11月25日の金曜日、サラーハッディーン県に属するサーマッラー市民数千人がマーリキー政府所属の治安部隊による無作為逮捕に反対してデモを行った。

このデモは、突撃部隊が行った押し入り・逮捕キャンペーンという背景があって起こった。サラーハッディーン市の治安部隊のリーダーで、前体制下でナーセリーヤ県の治安責任者を務めたラシード・ファリーハは、サーマッラー市で繰り返される敵対行為と無作為の逮捕、逮捕者の拷問の責任者である。

デモ参加者は、国民に対する逮捕・敵対行為キャンペーンを止めない場合には治安部隊に対して実力で応酬するとして激しく迫った。治安部隊はこのデモに対し、市の外出禁止令を出すことで応じた。

一方で、ディーワーニーヤ・ナーセリーヤ両市の治安部隊は、解体されたバアス党分子の追跡という名目で国民に対する新たな逮捕キャンペーンを行った。

こうした逮捕行動は3週間前からイラクの全都市で始まっており、これは今年末に行われるイラクからのアメリカ撤退の後、マーリキー政府転覆を防ぐため、社会に恐怖や不安を植え付けようとする試みである。

イラク
占領情勢

イラク平和テレビ局in Japan 
2011年12月3日

①英国イラク戦争検証委員会(チルコット委員会)が報告の延期を公表

11月16日、チルコット委員会のHPが声明を掲載し、「当委員会は政府に対して少なくとも2012年夏までに報告の草案を作成する必要があると助言した。…まだやることがたくさんある」と発表した。
首相官邸が重要な証拠(当時のブレア首相が国際法違反になるイラクの体制変革を目的とした戦争をブッシュに認めていた)の提出を妨害していることがその理由であると報道されている。
2011年末に米軍が撤退する局面で、イラク戦争の違法性が鮮明になることを阻止するためであることは間違いない。

②クアラルンプール戦争犯罪法廷がブッシュとブレアを断罪

この一方で、11月22日に、マレーシア戦争犯罪法廷(模擬法廷)がクアラルンプールで開催された。この場でジョージ・W・ブッシュ前米国大統領とトニー・ブレア元英国首相はイラク戦争における「平和に対する犯罪」を犯したとして有罪判決を受けた。

その声明では「軍事力の違法な行使は世界を無法状態に引き戻す脅威となっている。被告たちの行為は違法なものであった。」「証拠ではイラク侵攻のずっと以前から戦争の太鼓がたたかれ始めていたことが明らかになった。自らの回想録の中で被告人たちは国際法を無視してイラクに侵攻しようと企んだことを認めている。」と明快に述べている。

世界ではイラク戦争の戦争犯罪追求の声が広がり高まっている。日本でもイラク戦争検証委員会を設置させ、日本政府の戦争犯罪を明らかにしていこう。