イラク
占領情勢
イラク平和テレビ局in Japan
2011年8月30日
①石油法の新法案が審議入り
8月17日、石油法の新法案がイラク国民議会で法案審議入りした。
石油法の下で連邦石油ガス評議会(FOGC)が新設される。FOGCに対して政府や国民議会は何の監督権もない。石油省はFOGCの承認がなければ政策を進められない。FOGCは政府、議会、担当省庁の全てに対する石油政策決定の優先権を持っているのである。
しかもFOGCの3人の独立した専門家は「イラク国民」という限定がない。FOGCが諮問を行うBIG(独立諮問局)の構成員は「イラク国民及び外国人」だ。
石油法は、一部の権力者でイラクの石油生産のことを決めてしまい、しかも外国人(グローバル資本)が直接イラクの石油政策を決定してしまうことをねらっているのだ。
②イラク戦争検証委員会(チルコット委員会)の動きを報道する英国各紙・運動団体の論調
「メール・オン・サンデー」(デーリーメール紙の姉妹紙)7/31
「ブレア氏がジョージ・ブッシュと一緒にサダム・フセインに対する戦争を行って8年がたち、チルコット委員会は有罪の判定を下す。」
ガーディアン紙
「チルコットがイラク戦争でのトニーブレアを厳しく批判することに」
「ブレア氏はメール・オン・サンデー紙にかみついた。元首相のスポークスマンは『これはまだ書かれてもいない報告書に予断を持たせるためのメール・オン・サンデー紙による意図的な計略だ。報告書が発表されるまでコメントはしない。』」
テレグラフ紙
「イラク検証委員会 チルコット報告書はトニー・ブレアを非難することに」
インデペンデント紙
「ブレアはイラク戦争検証報告で集中砲火を浴びることに」
…ブレア元英国首相はチルコット委員会の有罪評定の準備にいらだちを表明
ストップ戦争連合 7/31
「イラク戦争検証委員会はトニー・ブレアが戦争犯罪人であることを確認するだろう。それではその次に何が起こるのか? 」
「イラク戦争検証委員会はトニー・ブレアが自らの内閣にも、国会にも、イギリス国民にもウソを語ったと「メール」紙は言う。そうなると、戦争犯罪で有罪だ。」
③小泉政権当時の自衛隊イラク派兵統括責任者がイラク戦争の検証を求める
8月29日付の毎日新聞は、「日米同盟を理由にイラク戦争を支持した小泉政権の決断は正しかったのか。首相官邸で自衛隊派遣を統括した柳沢協二元内閣官房副長官補が、この問題の検証を求めている」と柳沢の対談記事を報道した。
「イラク戦争に関する独立検証委員会をつくって、対米後方支援や平和構築への日本の関与の方法を再検討すれば、それは次の機会にも生かせるはずです。」という対談者の発言に対して、柳沢は「合法性などを問う前に常識的にみて無駄な戦争をしたことぐらいはまず認識しないといけません。他国を批判するのでなく、日本が同じような立場に置かれた時の判断材料を探り、同時に国家像も考えていくことです」と答えている。
今こそ日本政府にイラク戦争検証委員会を設置させていこう。