イラク
占領情勢
イラク平和テレビ局in Japan
①米軍のイラク市民殺害は続いている
7月30日の深夜、米軍とイラク治安部隊はバグダッド北方のサラハディン州の米軍バラド基地近くの村を襲撃した。
米軍は「武装勢力」を狙ったはずなのに、実際にはエアコンを動かす電気が停電していて屋根の上で寝ていた村人16人に対して銃撃と手榴弾で攻撃した。村人のうち3人が殺され、2人の少女を含む5人が負傷した。殺害された60代の長老のハミード・ハッサン族長は目隠しをされ両腕が背中で手錠をかけられた状態で死体となって発見された。
村人たちは「戦争は終わっていない」「これが米国が持ってきた自由なのか?」と怒りをあらわにしている。そして「私たちは米軍を訴える」「法手続きと法廷によって米軍を追求する。」と訴えている。
②米軍の長期駐留策動
現在の駐留米軍は4万4000人と民間軍事企業の傭兵が数万人である。
レイモンド・オディエルノ陸軍新参謀総長(大将)は上院軍事委員会で、新「米軍地位協定」を制定は「早ければ早いほど良い」と言明している。
7月30日、マリキ首相は「イラク政府は米国製F-16 戦闘機の購入を計画しており、軍の代表団を米国へ派遣して交渉を進める」と表明した。米国の軍需産業をもうけさせ、技術指導の名目で米軍を長期に駐留させるつもりなのだ。
③7/30 イラクの治安は悪化している
同じ7月30日 ボーエン米特別監査官の米議会への報告は、イラクの治安が1年前と比べ悪化していることを認めた。6月は駐留米軍の死者が過去2年間で最多で、米兵15人と米国際開発局(USAID)の契約業者1人が死亡している。バグダッドの旧米軍管理区域(グリーンゾーン)への砲撃が激化している。
駐留米軍のブキャナン報道官によると、武装勢力による1日の平均攻撃件数は、2月の10件から増加して6月は15件、7月は13件になった。4~6月にテロ攻撃で死亡したイラク民間人は少なくとも248人で、治安要員は193人である。うち100人以上は自爆攻撃の犠牲者。政府高官や判事、治安要員らが標的のケースが目立つ。
④日本政府はJICAを使って利権獲得を狙う
8月1日、日本の国際協力機構(JICA)は1日付でイラクの首都バグダッドに正式に事務所を開設した。JICAはすでに2009年3月から北部のアルビルに事務所を設置してきたが、さらにODA(政府開発援助)などによってイラクでの利権獲得を推進しようとしている。